施策変更後10ヶ月を振り返る

本サービスの運営は続けていますが、久しぶりの投稿となっています。

去年の5月から大幅に、結果的に投稿者へのハードルを上げる施策を行いました。これによって何が起きたか、またはどう考えているかなど、サービス運営等をする方のヒントになれば幸いです。

結論

まず結論としては、この取り組みを行った結果、整理され顧客像も明確になりました。同時に稼働時間も密といいますか効率的に使えるのでより集中したいことが出来たといえそうです。

考えていること

顧客像が整理された

具体的には、以前であれば基本的に審査はしていましたが、Webサービスであれば基本掲載という路線でした。競合サービス等もあるわけで、戦う必要性はないのですけど、例えばKPIとして「投稿数」を思考のものさしにしていたこともありました。しかし、それは間違いというか適切ではないでしょう。

本サービスにおいて、投稿数をバロメーターにするとまあ無理なわけですね。無理というか、10より100がいいかというと、実は10がいいかもしれない。その10ってどうやって選んだのかが問われるからですね。

そこで、ハードルを上げてしっかり書いてもらう、その代わり1件ずつ丁寧に見ています。これは投稿される方が分かるはずですが、簡潔というよりは内容がない場合は、思考が足りないという判断でほぼ掲載はないです。なぜかというと、言語化できない特殊事情はありえますがそれ以外なら、作りたい、届けたい、顧客へのこういった価値がある、ある種のアイデアと可能性を語れる機会と手前味噌ですがいっていいでしょう。その時に「ぶつける」ことをしないということなので、それは微妙というジャッジとなります。

ここで書くということはそれ時点で何か理由があります。宣伝して欲しいもあるのですが、まず偉そうではなくですけど、僕にぶつけてみたい。それで良いのだと思っています。そしてそういう熱量というか、小さいコミュニケーションが大事で、そこを経ずに応援ってできないんですね。それは誰もが分かっていそうで、手間なのでやっていませんとか、言っちゃいがちなんですよね。僕も自戒を込めてますよ(笑)

ここで整理されたユーザー像は、それなりの情熱がサービス開発や運営としてあり、マネタイズ等は保留しつつも(あればいいですけど)、動ける見通しややっていこうという熱がある人となります。かつ、そこで僕が応援したいと思ったサービスとなります。

これだけでも言語化するのに大分かかっているわけですが、10ヶ月間ほどやってみて明確になりました。

もし、あなたがサービス開発者で、ターゲットの絞り込み、もやっとしているとかであれば、当然試行錯誤をしていって色々試すことをおすすめします。

上の施策では、ハードルをあげる=投稿数は減るのですが、それでも密度として濃いものが欲しいならそうすべきとなります。何をサービスの価値とするか、そこを吟味して焦らずやったほうがいいでしょう。

僕の中ではこの小さな体験は大きな成功体験となっています。つまり、多少の手間は乗り越えても仕掛けたい人がいることが嬉しいです。掲載されない=駄目ということではないので、そこだけはご理解ください。ご縁がなかったくらいで、他のサービスや他のところへリソースを避けると思ってくださいませ。

10ヶ月間で、約107の投稿あり

データで示します。施策以前は、月10-15くらいの投稿がブレはあったものありました。今回、2020年5月から、2021年2月までで、107の投稿がありましたので、10ヶ月で約110とすると、1ヶ月11くらい投稿数があったといえます。この数字をどう評価するかですが、ほとんど体感では変わらないという判断です。

むしろ、以前は投稿があったとはいえ、対象外のもの、つまり基準も読んでない人が気軽に投稿できたというのもありそれはお互いに時間の無駄です。そういうものがほぼなくなり、より質が上がってきているという印象です。それなのに、数が減っていないのは、それだけ宣伝したい、他人に示すということを大事と捉える人が一定数いるということでしょう。同じ人が投稿しているわけでもなく、僕が知らない人がどんどん送ってくれるのでそれは有り難いことです。

絞り込むことで余分の時間が生まれた

例えば審査して掲載しないものが多くなりました。それによって投稿作業の時間が減りました。今では数件載せることになるので、それらのサービスを吟味する、より理解することに使っています。つまり、良いと思ったらそれを見る時間が生まれたということですね。単純に使える時間が有限なら、数が少ない方が丁寧にやれますってことですね。

さらに、お約束はしていませんが、面白いと思えばかつアドバイスが欲しいという兆しがあれば、こちらから個別に連絡をしています。たまにお返事頂くこともありますし、ないこともありますが、これはもうこちらの気持ちなので特段返事有無は気にしてないです。一人の人間が面白いと思ったよということとか、何か伝えたいことがあるからお伝えしているという感じですね。もちろん丁寧に返事頂くこともありますよ。

この連絡するということも、施策前ではやれなかった、やっていなかったので、時間が生まれることでできた取り組みといっていいでしょう。

絞り込むことで集中する

以上から、時間についていえばそれらをよりやりたいことに費やす事ができるので、サービスの質、つまり投稿者からみれば変わったサービスだな、そんなアドバイスもらえるなんてとか思う人もいるかと思います。お節介と感じる人もいそうですが、それはまあ確率の問題でしょう。

やはり、こちらとしては、サービスに書ける時間は、コンテンツとしてはほぼサービスを審査する、見る、投稿するというところなので、そこに使えるのが有意義です。しかもそのサービスは応援したいので、熱が入ります。好きな人、好きなモノへはやっぱり時間とかではないって感覚になりますよね、それと一緒です。

この先集中した結果どうなるかは分からないのですが、悪いサービスにはなっていかないでしょう。一時期はマーケターや開発者をつなぐみたいなコンセプトもありましたが、マーケター=自分と位置づけて、開発者はこちらが応援したい人とすることで、ご縁が生まれてそこからどうかというくらいです。そこで無理に何かするのではなく、というのが大事で、とはいえチャンスや機会があれば取り組んでくのが大事でしょう。

個人開発然り、小規模事業やサービスを作るのはまあ大変だったりしますけど、やはり僕としてはそこを熱量、好きとか、課題を解決したいとか、そういう想いを焦らずにじわじわやるほうが成功確率(手応えを得て継続してチャンスをつかめることが上がる)を上げるのだと思います。

本サービスも僕が楽しみながらやっていますので、そのあたりが伝わればより嬉しいです。サービス開発している人のヒントになれば幸いです。

編集者 大橋 弘宜