Webサービスのマーケティングアドバイス

大橋です。

先回、有償アドバイスサービス始めますという記事を書きました。

それから3ヶ月ほど経ちまして、本サイトからご依頼はとくにない状況です。それはいいとして、別案件でいくつかマーケティング的なアドバイスやお仕事をしています。

そこで感じたところを少しだけアウトプットしておきます。

サービス価格の修正

まず手前味噌ですが価格が安いと感じました。当然本サイトを見る個人開発者にとっては5000円や1万円は安くはないと思いつつもです。学生さんなどには高いのでターゲットとならないのですが、学生さんからお金を取るのもなんともなので、別にコミュニティなり何かやったほうがいいかなくらいですね。それはさておき。

Webサービスのアドバイスとして、音楽サービスのアドバイスというところで、現状1.5万でやっています。期間としては、Zoom等の直接通話でリアルタイムでやるのが60分と、その後の1ヶ月のフォローです。1ヶ月もやや長いかなと思うのですが、お客様の属性として本業でそのサービスをやっていないという方も多いので、週末等でやれることも限られますよね。つまり稼働時間として開発出来るのも限られるので、Zoomでアウトプットしてそのフォローというので概ねこちらの稼働時間も最適化しています。

もちろん、Zoomをいきなりせずにその前にサービスサイトを見てアドバイスをしています。その資料に基づいてやっています。これで僕としても、お客様としても落とし所としていいのではと感じています。

先回記事の価格を修正して、本記事以降は基本この価格とします。1.5万円は高いと思う方は依頼がないので良くて、その妥当性として、アイデアも相当出しているのと、それだけでなく自身でWebサービスをやっていること、本サービスというのも強みとなりますし、また言語化も出来るのでお客様に応じて伝え方を変えられるコミュニケーションも加味するとむしろ僕は安いのではないかと感じました。まあこのあたりはお客様次第ですからというところですね。

気になる方はぜひお問い合わせからご相談くださいませ。

個人開発者は孤独だと思う

さて、以降はマーケティングのアドバイスになるか分かりませんが書いてみます。

孤独とは友達がいないとか話し相手がいないということではないです。ただ、薄々気づいている方も多いと思いますが、個人開発は結局それでマネタイズすることが出来る人は稀だと思っていて、仮にやれてもそこでそこそこ稼げる金額までいくのも稀です。100人いて一人とかってレベルだと僕は想定しています。

では難易度がベリーハードなのかというとそうではないんです。単に、開発して例えば5個作って駄目だったから諦めるとか正確にいうと「飽きた」というところでしょうか。本業があればそれで食えるのでそっちのほうがいいし、よくある受託開発の方がよほど稼げるしそちらでいいと。最もな理由ですよね。だから本業をやめろってことではないですよ(笑)

そういう中で、副業であろうが本業的にもやりたいだろうがなんでもいいのですが、結局開発という行為はプログラマ的ですが、それ以外は全てビジネスなんですね。つまり商売です。商品開発は出来るのが個人開発者といっていいでしょう。ではそれをどう売るか、誰に売るか、どこで売るか・・・これ苦手な人が多いわけです。なぜなら商品開発をすればいいと思ってきたからですね。

これは痛いほど僕は分かります。一方で作ったら勝手に作ってくれる世界があるかというと、当然コミュニティによってはそこで使って!といえばフィードバックが得られるところがあるかもしれませんが、それはレアかちょっと違うとすると、なかなかないと。それが孤独という所以です。

商品開発が出来るので、商品はある。できる。でも、それをどう売るか。ポイントは売るが押し付けるになることですね。なぜなら視点が商品開発者だから、絶対に「悪い商品だなあ」とかは思わないですよね。そうでもないですか?「結構良いと思うんだけどな」くらいの感覚でやはりやると思うんです。そうでないと作れないですし、使ってもらおうって思わないですよね?そういう感覚があるとして、その場合、お客様、ユーザーの視点ではないですよね。

だからこそ、ユーザーの視点で欲しいとか、いいなーとか、ここが気持ち良いとか、そういうものが絶対的に不足していることが問題です。つまり、リリース→ユーザーがいない→声が分からない→沈没というエタる(いわゆるクローズ)わけですね。このプロセスというかこれを繰り返す場合、悪循環ですから僕でもそうですがどこかを断ち切る必要があります。

それこそ孤独なら、誰かと一緒に開発することで何か変わるかもしれませんし、チームとしてマーケター視点がある人とか、デザイナー視点がある人とか、もっとユーザーに近い人を入れつつとかって出来るかもしれないですよね。これは一つの開発の仕方を変えるというアイデアです。

他にも、リリース前にまずは本当に簡単なものを作ってユーザーの声を聞く。対象とするユーザーが幻想でないかを確認する。そういうのが出来るかどうかもあるのですがまずやってみる。やったことがないなら億劫になりますがそれをやることが大事ですね。つまり何かしら変えていくことですね。

声がない、ユーザーがいないから終わると結局話しが堂々巡りなので、多少無理やりにでも友人など関係性があるとか、何かイベント参加するなり、自己紹介入れ込むなり、ちょっとしつこいっすねくらいでやってもまあいいんじゃないかと。それくらいの熱量がないと人の意見ってなかなか聞きづらいというか出来ないと。

そもそもそこでコミュニケーションをお客さんとしたくないなら商売に向いてないというところになります。当然これは手法の問題でもあるので、自分なりにコミュニケーション出来るやり方があればOKでしょう。それがないならってことです。つまり本質的に人とコミュニケーションを取りたくないのに、自分のサービスは人に使って欲しいはちょっとというか大分わがままなので、それはさすがにきついだろうということになりますよね。そこまでの人はそもそもサービス開発しないとは思いますが、ありえるかもしれません。

マーケティングは偽善なのかどうか

デザインに対しても見栄えでごまかしている、媚びへつらう(笑)みたいな感覚の方も稀にいますが、それは言い過ぎかなというところですね。このレベルだとそもそも言葉の理解が怪しい、偏見過ぎてちょっと対応が難しいです。

マーケティングも言葉の定義が難しいものの、やはりWebサービスならそのサービスを使ってくれる最適な人を見つけたりその幸せ度を上げたりというところですよね。スパムメールやTwitterをかますことはマーケティングではないですね(笑)

より本質となっていきます。つまり、あるサービスの価値は何か、それは誰の課題を解決するのかしているか、より快適にするか、それは幻想ではないのか、手応えはどうか。それだけです。あとは広告なのか、違うプロモーションなのか、もっとオーガニックで自然に増えるものなのか、市場はどうなのか。そのレベルや規模は様々ですけど、考える事項は共通しています。

僕は偽善なんて思ってませんが、面白いことに偽善的に思ってしまう人ほど、マーケティング=偽善ですから、偽善とは関わらない(笑)のでマーケティングと関わらない気がします。つまり、マーケティングへの思い込みから遠ざけてしまうということです。

実は最も個人開発において必要なのはマーケティングだろうと思うのですが、これもマーケティング自体が誤解されていると、「偏見を悪化させる」だけなので、なんともなというところです。強くは言わないのですが、ここでいうどうやってユーザーを見つけるか、接点を見つけ出すか、見出すか、コミュニケーションをするかを考えることもマーケティングです。アイデアを出すといってもいいですけどね。それが苦痛ということは、一理あります。ただそれって答えはないのですから、どう楽しんでやるか。実際にあなたが作ったサービスを使ってもらえるように考えるって、僕は超楽しいと思うのですけど、そうではない人もいるわけですよね。

その楽しさや面白さが全然ないならやはり向いてないというか、きついので別に考える人と一緒にやるか、考えてもらうわけです。当然僕も考えられるならお手伝いします。なのですが、結局相性もあったり、ジャンルによっては全然ポンコツでしょう(笑)から、そこは留保というか幅があるという留意をしてもらえればいいかなと。そこはお互いの良い立ち位置でいいということですね。リリースすれば使ってもらえることはないということを認知した方は、次に何をやるか。あとは飽きるのか、こういうマーケティング的なところを楽しいと思えるか、仕掛けてどうなるかの反応を見るのが面白いか。これはもう僕はその人の持ち味や性格とか、興味関心だなと思っています。

ある程度克服できそうなら、開発とマーケティングをやればいいわけですし、個人開発というところでいくならそこはある程度やる必要があります。あとはチームや別の人と組むくらいで、あとはコミュニティなり人を頼ることになります。他に魔法のようなアイデアはないですね(笑)地味ですが、偽善とかそういうことでなく、マーケティングとして、自分のサービスをどう使ってもらえたらいいのだろうかと向き合うこと。焦らずやれるかどうか。そのあたりはヒントにはなるかなと考えています。

人に聞くことを恐れない

そもそもサービスに対して自分が作ったものは自分の子ども、ペット、なんだろうなかなか表現しづらいですが、分身そのものですよね。それに対して気軽にどうかって聞きづらいのは分かります。

否定されれば自分が否定されたみたいになりますからね。分かります。

が、サービスの否定とか批判ってそのサービスがどうであって、開発者がどうではないと。これは批判として明確に分けています。僕は少なくとも分けています。もちろん、たちが悪いとそこにかこつけて「開発者を批判」なんてありえますが、レアケースでしょう。そもそも誰とも知らない人に聞くかどうかです、そのリスクが匿名や知らない人だと高くなるという話ですね。

恐れないといっても怖いのでとなるので、そこは勇気となっちゃいますよね。あとは、言い方として受けきれないなら、易しめに言ってくださいとか(笑)それって笑い話でなく、そう言われれば僕もマイルドに言ったりします。強く言うことってほぼないんですけどね。

例えば、ikenというWebサービスへの意見を募集出来るものがあります。これはコンセプトも面白いなと思ったのですが、数もですが意見する人がやはり少ないですよね。この手のサービスは開発会議も近い気がしますが、やはりアクティブになるのが開発者側であって、ユーザーはわざわざ来ないですよね。僕のWeb集めも同様の課題感を感じたので理解しているつもりです。よって、そこで悪循環となって人が来ないので意見が集まらないのでそこまで手応えとならないで終わると。賢いのは無料サービスと割り切ってダメでもともとというところでやることでしょうか。

そうやって一つでも意見を得られれば方向が見えるかもしれないですし、それはサービス回数や入れ込み具合とか何を狙っているかによります。適当に作っただけなら何も意見がなくてもそこまで痛くないかもしれないですし、思い入れがあるほど痛いはずです(笑)だから諦めないというサンクコストではないですけど、そのあたりも楽しめるといいと思います。

最初に意見なり慣れておけば次が僕は楽だと考えます。つまり、意見を求めるのがこれで最後だなんてないわけで、お客さんが付けばそれなりにそこから意見を収集すればいいですし、開発→マーケティング→試行錯誤みたいなことって終わりがないんですね。沼です(笑)開発沼といってもいいし、マーケ沼といってもいいし、ビジネス沼、商売沼といってもいい。その成長によって考え方が変わるとかはありますが、その基本原則繰り返すは変わらないんですね。

だからその繰り返しを楽しめること、お客さんと一緒に笑い合うというか高めあっていけること、ものすごく商売とか経営的な話になりませんか?となっていくんですね。まあビジネスとか商売と一緒なのでそうなると。

仮にそういう視点があまり見えてないならば、メタ度、つまり客観性であったり抽象度が足りないかもしれません。それこそこのサービス誰が使うのだろうか?と冷静に突っ込んで見るとか、そういうことをやると見えてくるものがあるかもしれません。

以上、個人開発でやっている方のヒントになれば幸いです。

編集者 大橋 弘宜